2013年7月9日火曜日

ヨーロッパ ローカル電車の改札事情

ヨーロッパのローカル列車に乗る時は、基本改札は無くて、切符を買ったら券売機の横、又は車内にある機械に切符を差し込んで、日付時刻を刻印して、自分で改札を行います。
たまに駅員が回ってきて、無賃乗車をしてる人が居ないか確認にきて、見つかると罰金というシステムです。


私達はヨーロッパを列車に乗って旅行してるので、色々な国のローカル列車に乗って、色んな違反場面に遭遇しました。
ブルガリアのソフィアのトラムでは、突然女性検札員が乗ってきて、無賃で乗ってる若者達を降ろして自分も一緒に降りて行きました。夜遅くて真っ暗だったし、何だか悪そうな若い男の子数人に、たった一人で立ち向かっていってすごいな、と思った覚えがあります。

イタリアでは無賃乗車してる人を何人も見ました。
駅員に見つかった10代の不良の女の子達は、駅員に向かって大声で文句を浴びせかけて(多分ふざんけんな、バーカみたいな言葉?)、降りて行ったし(多分お金は払わない)。また、別の列車では金持ち風なオシャレな男子高校生達が、車両に係員を見つけて皆で走り回ってゲームのように逃げ回ってました。

あ、この人絶対無賃だな、っていう人が乗ってる時に係員が回って来ると、自分までヒヤヒヤしちゃったりして。(大抵はスッと降りるのに成功してたけど)

そういえばブタペストでは、地下鉄乗り場のエスカレーターの前に、必ず駅員が2人立っていて、いちいち切符を確認してて、随分ヒマな事してるなーなんて感心したなぁ。

だけど、どの国でも駅員は威厳に満ちた態度で仕事してるし、国民も一応恐がっている(?)のか言うことを聞くのが驚きだった。東京では近頃、駅員だからって逆らわないと思って、殴ったりする大馬鹿ものが居ますからね。そういう奴を見たら知らん顔しないで、みんなで非難しましょう。

しかしドイツはスゴイ。
ベルリンのホテルのフロントの女性が、「私はもう6ヶ月も検札の人を見ていないけど、見つかると罰金40ユーロなのよ。必ず切符を買ってね」と教えてくれました。住民が6ヶ月も見てない見回りに3日目に遭遇(=_=)。

下の写真真ん中奥に立ってる金髪の女性が検察(見えづらい)

ドアが閉まる直前に、私服の見回りの男女が車両の端と端から挟み込んで乗って来たのだよ。挟まれてはもう逃げられない!案の定男の人が捕まってた。罰金40ユーロかぁ。
そして2人は一仕事終えて、次の駅で反対車線に止まってた電車の端と端にドアが閉まる寸前に乗り込んで行って、次の仕事に向かうのであった。
 ´<_`  ) 流石だよドイツ 怖いよ

そして、他の国って・・・ゆるいよね。
私服で乗り込むドイツの駅員と違ってどの国の係員もみーーーんなバレバレな制服着ておっかない顔してまわってるんだもん。優しいね。

まさに、ドイツって国を象徴してる出来事でした。
ドイツって良くも悪くも隙のない国だなぁと思った瞬間でした。

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