さよなら、ブルーノ、ポルトガル

シントラを後にして、大急ぎで空手道場に向かうのだ。

今日は有段者稽古の日。

みんな超真剣でちょっとびびる。（たんこぶ）

夜9時から始まった稽古。10時近くなったら真っ暗に。 （先生、夢中で電気点けるの遅れたみたい。）

後ろの写真の方は「Tetsuji Murakami先生」と言って、195７年にフランスの武道教室から招待されて渡仏して、ヨーロッパ諸国に空手道を広めた人。日本では知られていないけれど、フランス、ドイツ、英国、旧ユーゴスラビア、ポルトガル、アルジェリア、スイス等のヨーロッパ諸国での空手道普及に多大なる影響を与えたヨーロッパ空手界では有名な先生なのです。あのエルビス・プレスリーもヨーロッパに来た際にMurakami先生から特別稽古をつけて貰った事があるんだって。
日本の武道場には神棚があって、必ず神前に礼をするのですが、ここでは1987年に他界されたMurakami先生を空手道の神様のように崇めているようです。
又しても海外で活躍した日本の偉人の功績を目の当たりにしたのでした。

稽古の後は何人かで食事をして、帰りはブルーノが車で宿まで送ってくれた。いよいよお別れだよ。(´･д･`)ﾔﾀﾞﾖ。

楽しかったポルトガル。最初に田舎街のFaroでＨさんはこの国が遅れてるかもって予想してた。
遅れてるんじゃなくて、のんびりしてて、素朴なの！
とっても居心地が良かったのは皆が良くしてくれたから。特にブルーノ。
よく考えてみれば、ブルーノに会ったのは、ほんの1週間前。こんなに仲良くなれて嘘みたい。
8日間のうち6日は時間を共にしたんだ。
車では直前まで楽しく話してた。ブルーノが冗談を話してケラケラ笑わせてくれたので、ちっとも重い雰囲気にはならなかった。けど、いよいよ別れの瞬間がきた。ブルーノとHさんはしばし沈黙。2人共泣いてしまうんじゃないか、と思ったけど、そんな事はなかったよ^^;でもハグしてた2人の目は光ってたよ（たんこぶは見た！）
たんこぶは不思議と平気だった。だってまたすぐ会う気がするからさ。多分すぐに会うと思う。
最初はとまどった両頬へのキス。もうちっとも嫌じゃなくなってた。
じゃあねーブルーノ、また会おうねー、絶対だよーーーー。

シントラで横蹴りのブルーノ

 

次の行先きはデンマークのコペンハーゲン。世界で1番進んでる北欧の国を少し覘いて見てみたかったのだ。飛行機を使って一気に飛んで行ってしまう事にした。物価が高くて、ホテルもすごく高いので、たった2泊でもまた民泊（Airbnb)するのだ。
たんこぶ一番の興味は、白夜は本当にずっと明るいのか？って事。ლ(╹◡╹ლ)