2013年7月1日月曜日

ポルトのお祭り

ポルトのダウンタウン

リスボンと同じで坂の多い街。きれい。
 Hさんと2人、少しだけ観光して、夕方ブルーノが迎えに来てくれた。
連れて行ってくれた先は、空手の副代表のお家。15人位集まってた。

何故かというと、今日はポルトの年に1度のお祭りの日なのです。
お祭りの名称は「聖ジョアン祭り」 (Festa de São João)
家族や親しい人たちと集まって、ある事をするんです。

ある事とは・・・
何故だか知らないけれど、この日は炭火で焼いたイワシを食べるんです。街のアチコチで、夜にイワシを焼く準備がされてました。
副代表のお家ではイワシとお肉


Hさんは魚があまり好きじゃない。けれど、驚いた事にこのイワシを10匹もたいらげてしまった。(私は3匹) な、なんで(〃゜△゜〃)?
他にもたくさんのご馳走が出て、ブルーノの自家製ワインで夜中まで盛り上がったのだ。
言葉なんて通じなかったけど、どういう訳か心が通じ合った。(ような気がする)


最後にこのお家の94歳のおばあちゃまが、私達に歌と手作りの小物をプレゼントしてくれた。他のみんなも「またしょちゅう来てね」って言ってくれた(ブルーノが訳してくれたから多分本当(人′∀`)ダヨネ?
ポルトガル人、本当に良い人達だなぁ。
空には明かりの点いた何かが飛んでいる。さぁ、私達も飛ばすのだぁ!って火の点いた紙風船だよ!
えっ、火?危ないよ!!

空気入れて、ロウソクに火を点けて・・・
せーの、飛べ~
空に浮かぶ無数の火の点いた紙風船(危ないよ)



ポルトの至る所で、昔からずーっと、イワシを食べて、紙風船(火の点いた)を飛ばしているんです。あ、ブルーノに確認したら、火の点いた紙風船の最後は知らないけど、火事になった話は聞いた事ないよって言ってたのでちょっと安心。

そしてフィナーレは、夜中12時からポルトとガイアを挟んだ川岸で、花火が行われるのです。私達も行ってきたよ。
大人も子供もピコピコハンマーを持って、人の頭を叩くのもこのお祭りの特徴。



花火がすごく近くてビックリしちゃった。向こう岸にはお城。

こんな夜中のお祭りだからか、ポルトだけは翌日が休日になるんだそうです。
ポルトガル、ものすごい不景気で本当に仕事が無いって、スペインと同じ事をみんな言っていた。ある若い男の子と話したら、毎日普通に働いても給料はミニマムで350ユーロしか無いんだ。ポルトガルは本当にダメなんだ。って自分達をダメだダメだと言っていた。
ダメじゃないよ。
こんな穏やかで素敵な人達がたくさん居る国は珍しいと思うよ。(周ってきたからわかる。)
ポルトガルってイタリアやフランス、スペインの影に隠れてなかなか訪れる日本人が居ないけど、明るくて、優しくて、素朴で、楽しくて、美味しくて、安いので、是非ポルトガルに来て下さい。と宣伝してみた。
もうね、道になんて迷ってたら、みーんなで助けてくれちゃうんだから!本当に心の温かい国。

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