これでお終い

あっという間に成田に着いちゃいました。

九十九里浜

9ヶ月ぶりの日本は、不思議な事にちっとも懐かしくありません。

今日もホテル泊ですからね、まだ旅行気分なんです。今日はニッポンのナリタ泊みたいな。


あれ？着いちゃったよ。

夜は成田駅近くの静かなお蕎麦屋さんで、旅行終了の乾杯をしました。

器と盛り付けが美しいな。旅行中日本食はほとんど食べてませんからね。日本食が無くても大丈夫なわたし達なんですが、この時は2人して、「日本食って・・・ホントに美味しいね」としばし無言になっちゃいました。
近くの席では4人組のサラリーマンが、いい感じで出来上がっていて、50歳位の課長（？）が、「バブル期には札束振ってタクシーを停めてたんだぞぉ～」「あの頃はな～ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」と、若い後輩に自慢してました。
 ､('∀`) 'ｱﾊﾊ、酔っ払いサラリーマンだ。 絵に書いたような ニッポンの風景も今日は気にならなかった。

翌朝は「今夜の宿はどーする？」から始まりました。又ですよ。
日本に帰ってるのにまだこんな事してるんですよ、わたし達。
今夜の宿どころか明日からずっとどーするの？！って感じなんですけど・・・実はこの時わたし達は迷ってたんですね、何も東京に帰らなくても良いんじゃないか、と。どうせ年内は仕事探しも進まないし・・・京都行く？沖縄？とか色々考えてたんですけど、もう遊ぶのも飽きたので、東京に戻る事にします。急いでウィークリーマンションを探してお金払って、今夜7時から入れるそうです。
ふぅ、これでやっとニッポンのナリタに観光に行けます。実はわたし達、成田が好きなんです。と言うのもウナギが大好きなんで、これまでも年に何回か成田まで遊びに来てるんです。



楽しい雰囲気がいっぱいの成田山参道には、たくさんの鰻屋さんが並んでいますが、わたし達の最近のお気に入りは、木造3階建てのこのお店「川豊」さん。いつも店頭でウナギをさばいています。

 

 

  

 

 

 

  

実は2月の出発前にもここで鰻食べてから出発したんですね。
そして成田山新勝寺も大変素晴らしいので、是非観光に行ってもらいたい場所のひとつです。
ローマも凄かったけど、日本だって負けてないね、って改めて思ったのでした。

 

 

と、ゆっくり観光して、激安900円の京成バスで、東京に戻っていくわたし達なのでした。

世界一周を終えて、色々考える事もありました。が、未だ迷走中なことに代わりは無いので、少しでも満足できる環境に自分達を置けるように出来ればな、と無職でホームレスのわたし達は思うのでありました。

百聞は一見に如かず。人生に悔いなし。（H）

では、これで終わりにしたいと思います。読んで頂いてありがとうございました。　（たんこぶ）



久しぶりに見る東京の夜景

オアフ島一周「ハワイも終了なのだ」

ワイキキの端っこのビーチで泳ぎました。海で泳ぐのは20数年ぶり。 

最後のワイキキーック

ワイキキの夕日 

さて、ワイキキ周辺は十分楽しんだので、最後にレンタカーを借りてオアフ島を一周してみることにしました。色々なレンタカー会社を調べてみましたが、日本の旅行会社が1番安かったので、そこで借りる事にしました。

翌朝早くにその旅行会社でレンタカーの手続きをしていたのだけど、隣のカウンターで働く日本人女子が笑っちゃう程態度が悪い。（客は若い日本人女の子２人）
客の質問全てに「さぁ？」とか「知りません（ﾌﾟｲｯ）」とか、終いには「はぁ？(何言ってんの）」とか言っちゃって、客と目も合わせない。
こういう人って日本人相手にのみ態度が悪い事が多いんだよね。せっかく美しいハワイに住んでいるのに、幸せでは無いんだろうな～。かわいそうに。「無理しないで日本に帰りなさい」、と言ってあげたかったわ。

さ、気を取り直して出発出発。時計と反対回りに1周してみましょう～。

ダイヤモンドヘッドを越えて海岸沿いを東に進んでいくと、木の生えていない緑色の山が見えてきました。
芝生で覆われたような山。こんなの見たことない。常夏だから山がずっと緑なんですね。美しいですねー。

そして事前に調べてたビーチにも色々行ってみました。

ここはオアフ島出身のオバマ大統領のお気に入りというSandy Beach。
風が強く、波も荒くて、ボディボードに良いとこらしいですよ。

東海岸のビーチはどこもすごく綺麗。




 　　　

Kailua Beachというところで泳いでみる事にしました。
穏やかで海水浴に適してるらしいですが、波が結構高くてちっとも穏やかではなくて却って面白かった。

 美しく、穏やかに見えるけどそうでもないKailua Beach

海で泳ぐのが楽しいなんて久しぶり（ジャンプしてただけ）

 

1時間位泳いで、更に海岸線を北上すると曇ってきた。そしてまた緑の山だ。山と海が近くてきれい。

オアフ島の北を回り、サーフィンの大会をやっていたSunset Beachまでくると晴れ渡った。
Wimea Valleyという所に行きたかったけど、もう時間が全然足りなくて無理。Hさんももっと泳ぎたかったけど、それも無理。そろそろワイキキまで引き返そうかと思います。

Sunset Beach　サーフィン大会のブース

小さくてカワイイ街、ハレイワタウンで一休みしたら、ワイキキを目指して内陸を南下します。

 帰りは平原や畑が広がります。でもやはり緑が多くて綺麗。
ハイウェイなので一時間程でホノルル近郊に着いてしまいました。

 

 

日の入りが早い（５時頃）。
何とか間に合って、海に沈む夕日を見れて、オアフ島一周を楽しく終わる事が出来ました。

ハワイの旅はこれで終了です。
みんなが大好きなハワイは、思っていたよりずっと良い所でした。今度は違う島にも行ってみたいな。

そして9か月と1週間に渡る世界一周の旅もこれで終わりとなります。ちっとも実感がありませんけど。

普通はここで帰る家があるはずなんですが、わたし達には帰る所がありません。出発前に全部引き払っちゃってますからね。明日は成田のホテルに泊まるんです。

と、いう訳で次の行先はニッポンみたいな気持ち(○´ω｀○)ゞｴﾍﾍ　



パールハーバーと日系人

さて翌日は「マノワの滝」へトレッキングに行きました。

路線バスで一時間、滝の入口は丘の上の住宅街のどん詰まりにありました。

片道40分位のお手軽トレッキングでしたが、ワイキキとは全く違う森の中で、十分楽しむ事が出来ました。自然がこんなに近くにあるって本当に羨ましい。

バスは山に向かってぐいぐい上がって住宅街の終点で下車。

ここのどこに滝があるのか？って感じです。

バス停からの風景。10分でトレッキング入口。

中は熱帯雨林だった

40分位歩くと 細い滝がありました。

あくる日は路線バスでパールハーバー（真珠湾）へ。

　

 

展示室で目に付いたのが日系人部隊「第442連隊戦闘団」。

日系人だけで編成された部隊で、祖国アメリカに忠誠を示すため、ヨーロッパ戦線にて勇敢に戦った部隊で、アメリカ合衆国史上最も多くの勲章を受けた部隊として、今でも人々に語り継がれています。
しかし当時日系人は、敵（日本人）と同じ顔をした非アメリカ市民だと非難の的であり、想像を絶する苦境の中での偉業だったのです。

以前カリフォルニアで、独立記念日のパレードに遭遇して、第2次大戦で活躍した日系人のおじいさんが英雄として車に乗って手を振っていた事がありました。その時私は、日系人について深く考えた事がなく、「日系人＝日本人」と何となく思っていたんだけど、ここへ来て、あの人は日本人「アメリカ人」だったんだと、恥ずかしながら、今、気が付きました。

ここハワイでは本当にたくさんの日系人を見かけたので、調べてみたらハワイ人口の25%が日系人だそうです。（今ハワイに居る方は4世～5世なのだそうです。）
顔はわたし達と同じでも、日本語を話さない日系人、生まれた時から「アメリカ人」の彼らは日本人観光客をどんな風に見ているのでしょうか？話を聞いてみたい気がしました。
 　
戦争の良し悪しを語ることはできないけれど、真珠湾は旧日本軍が奇襲攻撃し、アメリカに戦いを挑んだ所。語り継がれている事実を知り、この地で命を落とした日米の人々に黙とうし、静かに帰ったのでした。

不思議なワイキキ

アメリカ本土には何度も行ってるけどハワイは初めて。
いつも移動型の旅行なので、リゾート地に旅行っていうのが初めてでワクワク❤みんなが大好きなハワイに遂にやって来ました。

ハワイは日本人だけじゃなくて、アメリカ本土の人にも人気なんですよ。アメリカ人達もよく「ハワイに行くのよぉ❤」って嬉しそうに話してましたから。あの素敵なカリフォルニアに住む人達も大好きだっていうハワイに、いつか行きたかったんですよ。

チリ・サンチャゴから、カナダのトロント⇒バンクーバー経由で26時間、ホノルルに到着したのは夜の8時。アメリカには１ヶ月前まで3ヶ月間滞在して、メキシコへ出国したので、入国で引っかかるかと思ったけど、全く何も聞かれず簡単に入国できました。（又しても出国チケットの提示を求められなかったのだ。）

シャトルバスを待ってる所。半袖だと結構涼しい。ハワイの人は仕事がかーなーりゆっくりだった。



＊＊＊

ハワイの植物って素敵だ。あんまり見た事ない木がいっぱい。

        

 ホテルにはいろんな小鳥が遊びに来た。かわいい。

昔Hさんが飼ってた桜文鳥もたくさん居たのだ。 



でもさ、ワイキキのバスって変ではないですか？

例えばこのバス　アラモアナセンター？片仮名表記。

 

　これはJALパック・・・

これはJCBカード持ってないと乗れないバス（らしい）

 

こういうバスがたまに現れるのなら別に驚かないけど、次から次へとやってくるのだ。
「え、日本人専用なの？」これ変じゃない？？？？
私達は日本人だけどさ、ＪＡＬパックでもなければＪＣＢカードも持ってないんで乗れないんだわ。
で、同じようなオープンバスででFree（無料）と書かれたバスがやってきたから乗ってみたよ。30分位かかってお土産屋さんに連れて行かれちゃったよ('_')でもおかげでこの辺の地理が何となくわかったもんね。この無料バスにはアメリカ人がたくさん乗ってて、運転手さんとお客さんが一体になって楽しそうに話してた。アメリカ人のこういうトコ好き。

観察してみると、ワイキキに居る観光客は、アメリカ人やカナダ人などの白人人種と日本人がほとんどみたいだ。だけど、この２つの人種が、全く交わらない。まるでお互いが見えない様な動きをしている。（ように見える）うーん、とっても不思議。


しつこい様だけど、やっぱりあの日本語表記のバスってどうなのよ？もしも東京にアラビア文字のバスが頻繁に走ってて、中東の人だけが乗ってたら・・・
昔からあるバスなんだろうけど、すごく違和感を覚えちゃったよ。せめて皆が乗れるバスにしてくれれば良いのにね～。って思うのは乗る資格を持ってない私だけ？

そして、同じ場所に居るにもかかわらず、白人と日本人の服装の違いが実に面白い。
「ハワイにバカンス」目的は同じはずなのに。

 ↓　日本人はこんな格好をしています。

東京と同じオシャレな格好をしているのだ。（必ず男女ともにカバンを持つのが大きな特徴）
で、白人観光客。いつものTシャツ・短パン・ビーサンに手ぶら。たまに上半身裸。女の人はリゾートっぽいワンピースとか。あ、この人達もいつもの地元での服装って事か。


対照的なスタイルの２つの人種が１つの場所に居るのが、不思議な雰囲気を醸し出してるのかもね。ま、どうでもいっか。

海、キレイ！20数年ぶりに泳いでみようかと思います。

帰国しようと思います。


チリでは大統領選挙が行われていて、選挙当日は全ての店でお酒は売っていませんでした。パナマに引き続き禁酒の日に当たってしまいました。



写真はチリの前大統領（今回も立候補）

チリには1週間滞在して、今一つ掴めない国でしたが、そろそろここも出たいと思います。
南米にはまだまだ魅力的な国がたくさんありますが、そういった国々は今後普通に短期の旅行で訪れる事にして、いよいよ帰国しようかと思います。日本を出て9か月、当初予定は10か月～1年位と思ってましたが、8か月過ぎた辺りで予算オーバーとなってたので、ここで終わりにしたいと思います。

だけど、何だか急に帰るのも寂しいので、日本に帰る間にどこかに寄ろうと思いまして、地図とマイレージと睨めっこして考えた末、最後にハワイに寄り道する事に決めました。初ハワイです！
（溜まったマイレージで帰るので、飛行機代は無料ですv(・∀・｡) ）

帰りのサンチャゴの空港で若い日本人と遭遇しました。彼はチリ北部アタカマ砂漠にある天文台に1か月出張で来ていたそうです。「え、そこで何を？」と、バカな質問にも「望遠鏡の調整などを・・」と丁寧に答えて下さいました。年に3回位この地球の裏側で仕事をしてるんだそうです。頑張れ日本人！

そういえばパナマ運河でも若い日本人サラリーマン2人が居たので少し話をした事を思い出しました。
「パナマに出張」って一体何？と思って聞いたところ、彼らは日本の某大手電機会社からやって来た技術職の方で、メキシコとパナマに内線電話システムの実験にやってきたと言ってました。いいぞ日本のサラリーマン！

コスタリカ・サンホセのレストランでは、夕方仕事を終えたらしき4人組の日本人中年サラリーマンが楽しそうに「とりあえずビールだな❤」などと言いながら、スペイン語メニューと格闘していて何だかとても微笑ましかった事も思い出します。

「日本人の若者が海外旅行をしなくなった。」という話は多分本当で、実際日本人を見る事は本当に少なく、ヨーロッパなどの観光地で見る旅行者の殆どが韓国人と中国人で、日本の行く末に不安を感じましたが、全く恐れる事はありません、日本人は昔も今も変わらず世界の色んな所で静かに活躍しているのです。本当に誇らしいですよね( ･´ｰ･｀）

さて、ではいよいよ最後の地「ハワイ」へ。
みんなが大好きなハワイって一体どういう所なのか興味深々です。




　　
　サンチャゴ旧市街の中心・アルマス広場 （もう夏の陽気です） 

サンチャゴ新市街の南米一高いビル



そして滞在した高層アパートの屋上でキック