2013年8月31日土曜日

アメリカの卵の黄身が黄色くない訳

アメリカ在住50年の従姉のK子さんが「日本の卵の黄身って何であんなに黄色いの?」って聞いてきた。

いえいえ、それは私も思ってましたよ。アメリカの卵の黄身はどうしてあんなに白いのか・・・

お互い飲み込んだ言葉は「その色、気色悪いよ・・・」

きっとアメリカのニワトリは、日の当たらない、ギュウギュウの鶏舎にミッチリ詰め込まれてるんだろうな~かわいそうに。とか思ってたんだけど・・・・




答えはですね、日本のニワトリのエサには、パプリカの粉末なんかを混ぜて、黄身が黄色くなるように食べさせているんだって!!llllll(-ω-;)llllllガーン

自然なのはアメリカの卵の方だったのね。
ちょっとショックだった卵のお話。

2013年8月30日金曜日

デンバーで病院に行ってみた。治療費いくら?

わたし達は他人の家に泊まる事はまずありません。気を遣うから嫌なのです。 

従姉のK子さんを訪ねにデンバーまで向かったけれど、泊まる気持ちは最初から無かった。K子さんは泊まりなさい。と言ってくれるのは間違いないけど。
Hさんは未だに南京虫の痒みがひどくて、何だかすごく調子が悪くて、訪ねる事さえ嫌がってた。

到着。
気持ちの良いおもてなしと、
おいしいごはんに
結局は3泊もしてしまいましたლ( סּڼסּ )ლエヘヘ

そして楽しみにしていた、従姉の息子リック(と犬のマックス)と対面。


リックは10代の時に東京に行った事があって、その時、女子中学生に囲まれちゃったんだって。30年位前は、今ほど外人もウジャウジャ居ないし、リックが恰好良かったのは想像できるなぁ。今も充分いい感じ。

で、K子さん。Hさんを半ば強制的に病院に連れて行った。コロラド州には日本と同じく、予約なしで行ける小さな病院(というより医院)が結構アチコチにあるのだ。アメリカにもこういうのってあるんだ!?
The Little Clinic 今回わたし達がお世話になったところ。色々な地域のショッピングセンターの中にあるみたい。

午前11時頃に到着して、受付を済まして、時間が来ると携帯に電話をしてくれるので大変ありがたい。わたし達はその間ランチしてお買物して、結局2時半に診察してもらえました。

診察室に居たのは約10分位。南京虫被害を見せたり調子悪い事を告げたりしたそうです。

Hさんは以前、カリフォルニアで具合が悪くなったことがあります。(多分食あたり。)土曜日だったので、仕方なく近所の救急病院へ歩いて行って、2時間待たされた挙句、点滴1本と血液検査をしてもらったら、何と40万円だった事があるのです。(勿論全額保険でカバーしてもらったけど)
今回も保険を使うとはいえ、小さい病院なので、自分達で立替えしなくてはいけないので、一体幾らかかるのかちょっと心配。

**結果**

治療費(面談のみ)85㌦位
薬代 20㌦少し
 
 
と、全部でだいたい100㌦で済みました。
じゃあ、この間の40万円って何だ?!K子さんは「救急病院が高いのよ」って言ってましたが、だとすると、40万円の内、30万円位は救急代って事ですかね?
 
待合室で2時間待たされる救急って (´・ω・`)?
 
わたし達の旅も6か月を迎え、疲れが出てきたようです。でもここデンバーで、K子さん達の厚いもてなしで、帰る頃にはHさんもほぼ回復する事ができました。ありがとうございました。


K子さんは、50年も前にアメリカに渡ったので、最初はわたし達と話す時も英語。でも、帰る時にはすっかり慣れて、日本語になってたのが印象的でした。
Hさんも、K子さんとリックに打ち解けて、とても楽しかったみたいで良かった良かった。

 

  

2013年8月29日木曜日

コロラドの「神様の庭」無料開放

アメリカの常識、世界の非常識(かな?)
アメリカも、ヨーロッパの多数のレストランと同じく、食事をすると支払いはだいたい席でする事になります。

ヨーロッパだとコレ↓を席で使ってその場で決済ですが、


アメリカだとカードを何処かに持っていっちゃうんですね~。(アメリカ初めてだと心配ですよね。)
でも大丈夫。アメリカは、今でもチップと名前のサインを手書きでする習慣があるので、この黒い機械はレストランでは使われてない事が多いのです。
どこか所定の場所でカードをスライドしてレシートを持ってくるので、それまで静かに待ちましょう。

さて、昨日の嵐が嘘のように気持ち良く晴れ渡りました。
宿から20分位のThe Garden of the Godsへ行きました。



ここは地面からニョッキリと突き出た赤い大きな岩が沢山ある変わった公園で、気軽にハイキングが出来るのです。前回はバイクで周遊道路を一周しただけだったので、今日は歩いてみましょうかね。
 

気持ちいいですぅ。



アメリカの公園は良く整備されていて、お年寄りや車椅子でもアクセスし易くなっています。
(反対に、手つかずの大自然っていうのはいくらでもあります。)

こんなのも有ります。
Balanced Rock (-_-;)
 
 
 
ロッククライミングの初心者の練習場所になってる岩もありました。こんな所でならやってみたい。
ワタシ、こういうの昔から得意なんです。


Charles Elliott Perkinsという人が「この公園を永遠に無料で開放する事を願う」みたいな事が書いてあって、彼の子供達がここを寄付したようです。なので入場料無料なんです。偉いですよね。
 
 
 
今日はこれからデンバーに向かいます。
以前ナッシュビルにいた、たんこぶの従姉が、デンバー近郊に引っ越していて、お家に招いてくれたんです。 
従姉といっても年上で、今は息子と2人で暮らしています。で、ワタシこの従姉の息子と会うのは今回が初めて。ハーフですが、日本語は全く話さないという私と2つ違いの従姉の息子。対面が楽しみなのです。
 

2013年8月28日水曜日

コロラド。大自然は恐いのだ

コロラド州に来ました。
州全体の標高が全米一高いと言われているだけあって、山岳の景色が本当に美しいところ。

わたし達は、10年前にデンバー近郊のLovelandという所で、ハーレーを1台借りて、10日位でコロラドを周った事があります。
 
今より10才若いHさんと、Lovelandで借りたバイク(写真がPCに入っておりました)
 
 

その時は天候が悪くて、ある時なんて、大きな平原を走っていたら、所どころで地面が小さく巻きだして、どんどんと上に上がっていくのが見えたのです。
竜巻の誕生です。
 
「あぁ、竜巻だよ。こっちに来なきゃいいのにな」、と思うと、引き寄せの法則で、こっちにやってくるんですよ。(何だその法則は?)周りの車はヘイチャラで、時速65マイル(100km位)で通過していくんですが、わたし達はバイクですからね。避けようがなくて巻かれてしまいました。

どうなるかというと、小さなチリのような小石のような灰色のかたまりがいつの間にかやってきて、それまでの白い世界が無くなっちゃって、全部グレーな感じになります。(景色が見えない)。
で、その無数の小石達がヘルメットやバイクにバチバチと音を立てて当たってくるのです。痛いです。多分ほんの30秒位だったように思われますが、速度を落としたHさんのハーレーは制御不能になってしまい、ハンドルがグラグラして、更に後ろの車に「プップー(早く行け)」と追い打ちをかけられて、路肩に駐車するのが精一杯。
2人共その時は「巻かれちゃった」ショックで、ただただボーゼンとしちゃってしばらく動けなかった記憶があります。
本当はサーっと急いで通り抜けてしまえば良かったんでしょうが、何しろ思ってもいなかった経験だったもんで。
その日は早い時間からモーテルにチェックインしてしまったビビリなわたし達。

と、話は逸れましたが、今回のコロラドも天気が今ひとつだなぁ。

最初の目的地はManitou Springsという所。山に囲まれた小さな街。流れ者がギター片手に集まってくるような、どことなくヒッピーの香りがするかわいい街です。前回来た時に一泊して、すごく気に入ったところ。10年ぶりに訪れたら、少し街が大きくなってお店も増えていました。
 







ここに泊まろうかと宿を探したけれど、どこも100㌦以上と高くて無理だったので、ふもとの街「Colorado Springs」まで降りていく頃には雨が降ってきたんですね。


夕飯を終えて空を見上げると、山の方は真っ暗で雨が降っている模様。
帰ってからテレビを点けたら、さっきまで子供が遊んでいたあの小さな川(上の写真の所)が氾濫してしまったらしい。テレビに映る川はもはや小さな川とは言えず、大きく激しい川に変身して、ゴウゴウと音を立てて流れているではないか。
ハイウェイは閉鎖され、流されて行方不明者まで出てしまったようです。←(でもこの人は次の日生きて発見されました。ホッ)

ニュース映像
 

コロラドに2回訪問して、2回とも自然災害を目の当たり(&体験)にしてしまいました。ってことはこういう事は頻繁に起きてるって事だよね。
Hさんは未だ体調がすぐれないようです。
頑張れオレ。


 

2013年8月27日火曜日

サンタフェ→タオス

アルバカーキで調子を崩したHさんは本格的に寝込んでしまって、結局サンタフェには3泊してしまいました。

病気の時は日本食ですよ!
わたし達は美味しいものは好きですけど、特に日本食にこだわりは無いので、しばらく日本食を食べていませんからね。Hさんは中華も好きではないので、お米からは長い事遠ざかっています。

で、食べたのがこれ。↓

それ、お米じゃないって (゚ε゚)

エビとブロッコリーとニンジン入りの日本鍋焼きうどん。
(超)薄味だったけど、もうこれはこれでどうでもいいや。って感じでおいしく頂きました。

3日目に、リハビリを兼ねてもう1度ダウンタウンへと足を運んでみました。

アートなギャラリーが並んでいます。
 


その一方で、ネイティブ・アメリカンの人達がアクセサリーなんかのお店を出しています。


 
色のきれいな街
 


この街は、メキシコ人とネイティブ・アメリカンが共存している印象。
 
見ていると、メキシコ人はレストランやホテルで働いているようです。
そして小売店(ほとんどがインディアンショップ)ではネイティブの人達が働いているんじゃないかと思います。(違うかもしれないけど・・あまり見分けがつかないんです。)
たんこぶが、モーテルのお掃除の人に「お掃除は結構です。」と覚えたてのスペイン語を得意げに使ってたら、Hさんが「その人インディアンかもよ」と言われたんだけど、ホントだ、どっちかわかんないや。
 
次にTaos(タオス)という街に行ってみました。ここはサンタフェより小さくて、そんなに観光地化されてなくて良い感じでした。
 
 
 
Hさんは20年前に、ここで買ったTシャツを今でも大切に保管しています。「悪くなるから」と1年に1度位引っ張り出して着ています。(こういう記念Tシャツみたいのがたくさんあるんです。) 

こうして、たんこぶ憧れだったアルバカーキとサンタ・フェは終了しました。「赤土でうだるような暑さ、サソリや蛇、恐ろしく時間が経つのが遅い砂漠地帯」を想像してましたが、実際は「整備された美しい都会、気持ちの良い気候、買い物に夢中な観光客」とどれも想像と違ってましたが、来ることが出来て良かったです。

体調が少し良くなったHさん。でも実はあまり良くなってないけど、先に進まないと面白くないので頑張りましょう。
次の行先はコロラド州。ここは過去にHさんとバイクレンタルをして回りました。なので勝手な想像ではなくて、2人共本当に好きなところ。

おまけ。
ニューメキシコ州のフリーウェイの陸橋は色々な色が塗られていて楽しい。






 

2013年8月22日木曜日

ニューメキシコ州・アルバカーキは都会だった話

オクラホマからテキサスに入った頃から、あたりの景色が変わってきた。赤い大地が現れ、太陽がやけに眩しい。

オクラホマとテキサスの州境。未だ赤くない・・。
ハイウェイ沿いのレストエリアのトイレは、トルネードシェルターの役割も。
 
数時間後、たんこぶ憧れだったニューメキシコにやってまいりました



「ナチュラル・ボーン・キラーズ」という映画を覚えているでしょうか? 
1994年に上映されたアメリカ映画で、原作はクエンティン・タランティーノ、監督がオリバー・ストーン、主演がジュリエット・ルイスとウディ・ハレルソン。この映画の撮影地がここニューメキシコだったんですね。
あらすじは「行く先々で殺人を犯すカップル」を描いたとんでもない話なのですが(でも実話を元にしたらしい)、美しい映像と、音楽とファッションが恰好良くて、何度も見てしまった映画のひとつです。
(正統派Hさんはあまり好みでない映画)

かわいすぎるジュリエット・ルイス
 

テキサス寄りのSanta Rosa, NMという小さい町に一泊し、州都のアルバカーキへ。赤土に囲まれたのんびりした土っぽい田舎町。と勝手に想像してたけれど、普通の都会であった事に少しガックリしてた所、Hさんの様子がおかしい。
「オレ具合悪い。ウロウロしたくない。」って。
南京虫に刺された108か所は赤い水玉模様となり、人生で一番最高にカユイらしい。更に腰が痛いと言う。1週間前に出血した右目の白目は未だに赤いままで、どう見ても近寄りたくないアジア人だ。ボロボロだね。

キレイな新しい街。でも他の街とはどこか色が違う。

 
 
 

腹ペコだったが、仕方がない。まだ早いけど、本日の宿のあるサンタ・フェに向かうのだ。
チェックインには早すぎたので、たんこぶもう1つの憧れの街である、サンタ・フェに行って時間をつぶす事にした。具合の悪いHさんには申し訳ないけど、逸る心が抑えられない・・・。


サンタフェ・ダウンタウン。ん?



何だかセットみたい。お台場みたいだな(ってお台場が真似してるんだけど。)周りはインディアンジュエリーやアートのお店と観光客でビッチリだった。ここも美しすぎて味が無いような・・・。

昨日ハイウェイ沿いで見かけた可愛いモカシンがここでも売っていた。やっぱりちょっと欲しいなぁ・・と思ってお店に入ったら30㌦も高く売っていたよ。高いなぁ。

Hさん益々具合が悪くなって来ましたので、今日はサラッと流してまた明日やってくる事にした。ここには2泊するつもり。(憧れの地だったんで)


ドライブ途中で寄ったデイリークイーンのチョコソフト。ソフトクリームは好きではないけど懐かしくて食べてみた。昔近所にもお店があってよく食べたのだ。チョコレートがパリっとしてておいしい(けど大きすぎて食べきれなかったよ)


 

2013年8月19日月曜日

オクラホマ州・タルサ アウトサイダーの街→終わってた

今日はオクラホマに向かいたいと思います。
オクラホマに親戚のいる友達が「オクラホマには、なーーんにもありません(´∀`*)うふふ」と言ってて、ま、何も無いだろうけど、何かあるだろう。と思ってたんだけど・・。
 

何も無いよ。何だこの州は?

街と街の間隔が長くなって、看板広告も無くなって、たまにキラキラ目立つ建物があると思うとそれはカジノのビル。余計に寂しいじゃないか。
唯一の娯楽?

日が暮れるまで走って一泊し、翌日は、Hさん長年の憧れの地だったTulsa, OK(タルサ)へと向かったのだ。
さて、タルサに何があるかっていうと、Hさんのアメリカ好きの原点となっている(らしい)映画「アウトサイダー」の原作者S.E. ヒントンの出身地がここであり、撮影地もここにあるからなのです。

「アウトサイダー」っていうのは、今から30年前の映画で、オクラホマ・タルサを舞台とした、貧困層と富裕層の不良少年の対決を描いた青春映画で、当時中学生だったHさんは、これを見てアメリカに興味を持ち始めたそうです。(たんこぶは見てません)

で、Hさんは、この中でのマット・ディロンに憧れて、黒いTシャツ、リーバイスのジャケット、レザーを着るようになったんだそうです。
そういえば、たんこぶと出会った時も、いつも同じ黒いTシャツにリーバイスで、「この人いつも同じ服だな」と思ってたんですけど、何と、同じ黒いTシャツを10枚も20枚も持ってて、リーバイス501も何枚も持ってた事が後に判明したんですけど。

サラリーマンをしていても、自分の心はいつでも反骨精神を忘れないんだ、とか言ってましたが、そうでしょう、でなくては会社辞めて世界一周なんてしないよね。

この映画で主人公は「朝焼けを美しいと思う心が黄金なんだ」と言うセリフがあって、その後、この主人公の親友は死んでしまうのですが、主人公に「Stay Gold」という言葉を残していきます。自分も大人になっても、そんな心を持ち続けたい、とずっと思ってるんだ。と遠い目をして語っていました。(ぷぷぷ)

真ん中がマット・ディロン。右端はチョイ役のトム・クルーズ。


Hさんにとってタルサは特別な場所だったけれど、今迄「何も無いオクラホマ」には来る機会が無く、こうしてやっと訪れる時が来た訳です。

しかし事前にいくらタルサについて調べども、アウトサイダーと関係する情報は見つからず、いざ現地に着いたものの経済の中心地ダウンタウンは週末で、ゴーストタウンのように静まりかえっていて、途方に暮れてしまいました。
お、そこにインフォメーションセンターらしき場所を発見!早速質問してみるも、誰もが映画「アウトサイダー」は知っていても、何も知らないって悲しいお答えがあり、車でグルグル街を回ってみたけれど、やっぱり何にもわからず、名残惜しくこの地を後にしたのでした。

オクラホマは観光には全く興味が無いようで、多分、石油も出るし、農業も盛んだからか、せっかく唯一の観光場所になりそうな(あ、ならない?)場所でも商売っけを出さない所がオクラホマなんだなぁ、と変に感心してしまいました。

いつも心にアウトサイダー。
 

で、その映画に意味はあるの?って聞いたら「青春に意味は無いんだ!」と力強く返されました。
あ、そうですか。ふーん。

こんな何もないオクラホマだから、モーテルの価格設定も低いと思ったら大間違いで、どこも高くて、何でだ?と思ったら、5月に大きな竜巻被害があって、みんな泊まり込みで復興作業をしているんだって。大変な土地だよね。

こうしてHさんは、体カユカユ(南京虫被害)体調最悪の中、念願のタルサには来れたものの、何の収穫も無く、ちょっと残念なオクラホマの思い出となりました。

頑張れ!青春に意味は無いんだ!

オクラホマには、ChicagoからLos Angelesに繋がるアメリカの母なる道、ルート66が通ってます。