2013年11月30日土曜日

アルゼンチンの長距離バス。日本に輸入してください。

ブエノスアイレスからチリに向かうアンデス山脈ふもとの街、メンドーサまでは距離にして約1,100km、およそ13時間の夜行バスの旅です。出発は夜の8時。

バス乗り場はRetiro(レティーロ)にある巨大バスターミナル。ここは実はスラム街の入口で大変危険な所と言われているとおり、汚くて気持ち悪いところ。多分本当に危険な所だから、暗くなったら必ずタクシーを使いましょう。
 
バス待ちの人達


 
乗ったバス
ちなみにはバスの中はこんな感じ。ほとんどのバスが2階建てです。わたし達のバスには運転手が2名と、食事やワインを配ってくれる可愛い女の子のアテンダントが乗っていました。
バスのクラスはCama-Suit(1等です。だんだん贅沢に歯止めが効かなくなってきた。大丈夫か、わたし達?
 
 
 これがCama-Suitの横一直線になるシート。
 
 
一人に一台の専用テレビ(映画を上映)。
Wifiもあったけど、ブエノスアイレス以外ではなかなか繋がらなかった。
 
 
 
 
バスが走り出してすぐにジュースとサンドイッチが配られた。夕食はナイフとフォークで提供される、と聞いてたのに・・・フーン違うんだ。と少々落胆しながら冷たいサンドイッチを頬張って映画鑑賞にふける。
 

かわいこちゃんが何やら配りだした。紙だ。ビンゴだ。商品はワインだって。彼女はスペイン語を英語に訳してくれてありがたい。特に数字!


数字をどんどん読み上げていくけど、なかなか誰もビンゴにならない。だってビンゴは数字一列揃えば良いんじゃないんだもーん。全部開かなきゃ当たりじゃないんだってさ。「何だそれは?聞いた事ないよ」、と隣のフランス人と首をかしげてたら、およそ10分後にゲームは唐突に終了してしまった。)≡( ゚∀゚)ナンデ?! どうやら1階席の誰かがビンゴになったみたいだ。ちゃんと説明してよ。終わった事に気付かずいつまでも紙を持ってたわたし達とフランス人。全くもう!→映画鑑賞再開。

あと数字3つだったのにぃ(多分誰もがこの位穴空いていた)
 
 
と思ったら、また何か持ってきた。えっ?まさかの夕飯だ!じゃさっきのは??もう10時過ぎてるのに!
と、赤ワイン。これが噂の豪華な食事か。もうお腹一杯だよぅ。
 
食べきってすっかりお腹が一杯になったと思ったら、何とさっきのは前菜だった。
メインは暖かい牛肉。11時近くなのにこれですか?美味しゅうございました(-.-)。

 

フランス人はワインをおかわりした上、最後に持ってきた寝酒?のシャンパンまで飲み干してました。

で、朝はコーヒーとお菓子盛り合わせ。(これは普通だな。)

 
革張りでふかふかのシートはとても寝心地が良かったけど、夜中の食事のせいで気持ち悪くなったよ。(バスは上下左右に揺れるので、酔い易い人は1階席に乗った方が良いです。)
次々現れるアトラクション(ビンゴとご馳走)で結局映画も見終わる事も出来なかったなぁ。
夜中で外の景色が全く見られなかったので何か勿体ない。どうせだったらこのバス昼乗りたかったなー。
 
でもこのサービス面白いから日本でもやったら受けるんじゃないかしら?バスなんて移動だけじゃツライだけだから、フカフカシートでご馳走とビンゴの長距離バス。日本にあったらぜひ乗ってみたい。どこかのバス会社さん、どうぞよろしくお願いします。

 
 
 
 

2013年11月25日月曜日

数字を勉強して行きましょうブエノスアイレス

わたし(たんこぶ)は旅行に出る前に1年間スペイン語を習ってきたんです。1年間も勉強したなら、ずい分役に立ってるんじゃないかと思いきや、「ホントに何やってたんだ自分?」と疑いたくなる程全然だめ。
でも中南米に入ったらホテル以外で英語がほとんど通じないから、便りになるのはワタシのスペイン語。(と身振り手振り)。←こっちが主流。

だけどブエノスアイレスの人、こっちがスペイン語わかんないと思ったら平然と騙すんだよねーお金。
たとえば、「クアントエス?(いくら)」って聞いて、いきなり「セセンタイシエテペソ」って言われても、これを67って変換するのに少し時間がかかるんですワタシ、で100ペソ払うと、だいたいお釣りが10ペソ位少なかったりするのに気づくのはその場を離れてから。(わからない自分が悪いのはわかってるけど)。
数字が3ケタだった日には1分位必要だな。
あと平気で金額を上乗せしてきたり。
さすがにこういうお金誤魔化しが何度も続くと嫌気がさしてくるんで、買い物はレシートの出るカルフール、ご飯は年配のオジサン(カマレロ)の居るカフェにしか行きたくなくなっちゃいました。
逆にスペイン語が全くわからない方が騙された事に気付かなくて楽しく過ごせたかもなー。

ま、そんな事は置いておいて。
ある晩、道を歩いてたら何やら人だかりが。行って見ると、道端でタンゴをやっていました。タンゴは何年か前にテレビでゴルゴが踊っていたのしか知らないので、本物を見てみたいと思ってたので丁度いいや。

ゴルゴのが面白かったりして 


 タンゴが生まれたのは、19世紀末頃のブエノスアイレスの貧しい裏街だった「ボカ地区」と言われていて、労働者や娼婦たちのたむろするカフェで,ギターを伴奏に踊られていたのがタンゴだったそうです。
ボカ地区は観光地にもなっているので早速行ってみましたよ。

建物がカラフルに色分けされていて独特です。でもこのボカはカミニート地区という所以外が危ないと言われているので、実際は15分位で見終わっちゃうところ。好き好きだけど、個人的にはただの汚い観光地?って感じ。ボカ地区よりも、ここに来るまでの観光客の立ち入れなそうな街の方が興味深かった。


 
 


レストランではタンゴが演奏されていますが、タンゴはこの間見たのでもう良いので、ちょっとお茶を飲んで帰りました。お会計は60ペソ。100ペソ払って40ペソのお釣りのはずで、10,20,30,40と数えながらお釣りをもらったんだけど、店を出てみたらお釣りの10ペソの内、2枚が5ペソ札にすり替わってました。
はぁ、セコイわ~。何度も何度もやる事がみみっちいよ。早くブエノスアイレスから出たい。


昔、薄暗い港町のさびれたカフェで踊られてたタンゴはさぞ美しかったろうと思います。
きれいな所で踊られてるタンゴは残念ながらあまり響かなかったよ。

何だかんだと文句を言いながら、ブエノスアイレスに1週間滞在しました。ステーキが美味しくて、オシャレで(個人的には世界一かも?と思った)カフェ文化が楽しかった。颯爽とした人が多くて、自分もTシャツなんか恥ずかしくて着られなかったなぁ。どういう訳だか背筋を伸ばして足早に歩きたくなる街。
もう来ることは無いだろうけど、もし来たら服をしこたま買いたい。

明日はアルゼンチンの長距離バスに乗ります。13時間かけてアンデス山脈を超えてチリ方面に向かいます。豪華で有名なアルゼンチンの長距離バス。ちょっと楽しみ。

 

アルゼンチンの人気サッカーチーム「ボカ」のスタジアムに居た子供達
 


 

2013年11月23日土曜日

貧富の差丸見えアルゼンチン

牛肉の国アルゼンチン。今まで食べた中で1番美味しいステーキ。(1000円位だった)。
日本で人気の脂がのったブランド牛は、ビールを飲ませたりしてずい分甘やかされて育てられていますが、あれは言って見ればメタボ牛。脂多すぎ。最近は年のせいか、こういう高級な肉をたくさん食べると気持ち悪くなってしまいます。美味しいんだけどね。
中米から南米で見かける牛はすごく痩せてますが、肉が締まっててすっきりしてて美味しいんです。アメリカのステーキも美味しいけど、更に美味しいアルゼンチン牛。

 
 
 
さて、アルゼンチン。南米のパリと言われてますが、どうなんでしょう?確かにヨーロッパっぽい建物が多いし、白人が多い。そしてそして美男美女がものすごく多いんです。
 
 
 
 
エビータのお墓のある高級住宅街レコレータ地区
 
 
 

中南米で美人が多いと言われる3Cの国は「コロンビア・コスタリカ・チリ」でしたっけ。
今、チリのサンチアゴに滞在中ですが、今のところサンチャゴで美人はほとんど見かけません。たまーに田舎の美人(アニータみたいなの)は居ますけど、際立つ美人は1人しか見てません。
先日訪問したコスタリカでも美人を見た覚えが無いので、居てもごく僅かなんじゃないかと思います。

3Cではありませんが、アルゼンチンは今迄行った国の中でも、美人が群を抜いて多くて驚きました。
アルゼンチン人でキレイな人は混血してない白人です。冷たい美人系。 小顔で顎が細くてちょっとデコが張った上品な顔立ちで、体の線が細い上、おしゃれ。若い人も大人な装いです。 この国では「カワイイ」物はあまり受け入れられてないかも。大人っぽくて「洗練」されてる国な印象。

 夕方になると、着飾った素敵なおじ様やおば様がカフェに集まって楽しそうに談笑するのを何度もみかけましたが、品が良くて別格な感じがしました。(努力してお金持ちになった風ではない昔っから大金持ちのような見かけの人が多いんです。)

でもね、ある時高級住宅地「レコレータ」という所に行ったんです。ここには素敵なカフェが集まってて、わたし達もこの中の1件のカフェで気持ち良くお茶を飲んでいたんですよ。ふと見ると、誰かが店でかがんでいる。よくよく見ると、さっきまで外に居た靴磨きが店の中で膝をついて靴を磨いてるじゃないですか。
「え、何も店の中まで呼んで磨かせなくてもいいんじゃないの?!」と驚きましたが、磨かれてる方(努力で金持ちになった訳では無い風な30-40代の若い男)は、コーヒー飲みながら、さも当たり前の様に、下僕に「靴を磨かせてるだけさ♪」
って感じで無言で本を読んでいて、何だかすごーーーく嫌な気持ちになりました。
「この国、あからさまな階級社会?」
他にもこんな事が何度もありました。
カフェでお茶を飲んでいると、老若男女子供達が入れ替わり立ち代わりテーブルにやってきて、「今飲んでるその飲み物をくれ」またはテーブルに残ってる食べ物を見て「それ、もう食べないのか、じゃくれ」と言って口に放り込んで去っていくのです。
どこの国でも乞食はいるけど、みんな欲しいのはお金だったのに・・・。ちょっとショック。

時と場所によっては、やっぱりブエノスアイレス危険だと思う。
恐い国と言われる訳がわかった気がします。ものすごーく優雅に毎日お茶飲んで楽しそうに暮らしてる人がたくさん居る一方で、ギラギラした目をして今日だけを生きてる人も一杯いる国だから犯罪が起こらない方がおかしいよね。みんな命かかってますから。紛争地帯でもないのに。

良い人もたくさん居たのに、悪い人も多過ぎて残念な印象ブエノスアイレス。これからも犯罪は増える一方だな。と予言してみた。

歴史あるこのカフェの床に這いつくばって靴を磨いてた。蝋人形のこのおじさん達は創業者。お客さんもこんな人多数。


 
次もアルゼンチン


2013年11月18日月曜日

早速お金をごまかされました。ブエノスアイレス

えーん、かわいそうだよー
 

パナマからブエノスアイレスに向かう飛行機が水平飛行になったと思ったら、スペイン語で何かの説明があった。乗客が背もたれを戻したり、脱いだ靴を履き直したりしてるのでおかしいと思ったら、飛行機が急旋回してるではないか?
「なんだ、なんだ?」
隣の青年に聞くと、飛行機に鳥がぶつかったのでパナマに引き返すという事がわかった。ワタシが「パナマ楽しいー、出たくないよー」とか言ってたから?
 
 


ペリカン?何の鳥だろう?
鳥の形がそのまま残ってる上、羽毛と足がブラブラしてて、ドリフのコントのようで何とも憐れ。こんな鳥がぶつかった位で機体がベッコリ凹んでしまうんだ?着陸時も空気抵抗があったからなのか、急ブレーキをかけたような停まり方でちょっと焦った。

このまま「替わりの飛行機がありません。フライトは明日まで無し」とか言ってくれたらもう1日パナマにいれるのに ̄ω ̄とか良からぬ事を考えてたんだけど、わたし達の乗るCOPA航空はパナマの飛行機会社なので、新しい機体が用意できて3時間後にアッサリ再出発。

今日の行先はアルゼンチンのブエノスアイレス。
わたし達の目的「世界の何処かに移住計画」の中で見ておきたかった最後の街。
でも実はアルゼンチンの事なんてほとんど知らないので、来る直前に色々調べてみたら、「身ぐるみ剥がされました。」「コロンビアより危険」「メキシコシティよりも恐い」「アイフォンは盗られる」「危険」「盗られた」「タクシーの窓を割って荷物を盗ってく」など、悪い噂が目白押しで、一体どういうところなのか皆目見当がつかなかった。
とりあえず到着は夜になる予定だったので、空港からホテルのあるセントラルまでは「レミース」というタクシーより高い真面目なタクシー(料金前払いのハイヤーのような乗り物)に乗る事は決めてたんだけど、(普通のタクシーは強盗に変身というお決まりの話だったので)、ブエノスアイレス・エセイサ国際空港に着いたのは結局夜中の1時を回ってしまった。遅いよ!
 
で、ブエノスアイレスの「レミース」の価格が聞いてた価格と大幅に違う。
去年レミースに乗った人のブログでは185ペソ(3000円位)、地球の歩き方でも195ペソ位となってたのだけど、実際窓口で聞いたら297ペソ(約5000円)と言われた。100ペソも違うなんて騙されてるのかな?と思ったけど、次に来たアルゼンチン人もその価格を言われてて普通に支払ってたんで安心して乗る事にした。

タクシー代が5000円か・・・アルゼンチンって物価安いんじゃないっけ?話が違うよ。

空港から市内までは約35Km。高速道路は綺麗に整備されてて、街並みは何となく東京っぽい?市内に入ったら夜中だというのにバスは走っているし、お店も結構開いているではないか。


わたし達は前日にホテルを取っておいたんだけど、これが中心地にあって、すごく良いチョイスだった。(偶然だったけど。)2時をまわっていたけど、飲み物を買いに外に出てみた。キオスクがまだやっていたので、明日の朝食と飲み物を購入。

ふと見ると、カフェがまだやっているではないか!もう夜中だったけどお腹が空いていたのでビールとサラダなど頼んでみた。お客さんもまだまだ居るし、お店の人も感じが良い。(この店はこれから何度も通う事になったのだった。)



時計は3:42を指しています。(勿論朝)超大画面テレビは消える事なく24時間やっています。
 
 

寝る前にふと思った。さっきのカフェでビールとサラダを頼んで108ペソだった。(1800円位。)高いな。
で、カフェに行く前にキオスクで買ったもの=水1本(大)と飲むヨーグルト、ビスケット、パワーバー3本、これも108ペソだったのだ。
え?これで1800円!?
夜中で疲れてたし、着いたばかりでお金の感覚をつかんでなかった自分が悪いんだけど、たったこんだけで1800円って・・・どんだけ高い水だったんだか・・・。ジジィめ。「アルゴマス?(他には?)」と優しい顔して言いながら電卓をたたいてて油断してしまった。くぅー、すっかり騙されてしまった。ムカつくーーー!これからキオスクで買い物するのは絶対止めようと誓った夜なのであった。(あ、もう朝だ)
 

ホテルからの風景。
 

 

2013年11月16日土曜日

パナマの世界遺産「カスコビエホ」

パナマの犬は偉い!
 

さて、パナマ観光は1日しかないので、いつまでも運河ばかり見てられませんからね、先を急ぎましょう。

パナマには「カスコ・ビエホ」という世界遺産があります。「ビエホ」っていうのはスペイン語で古いという意味なので、単なる旧市街と思われるんですが、ここが結構評判の悪い世界遺産なんですよ。しかしワタシはですね、評判の悪い世界遺産っていうを見てみたい!と思ってて、今回是非訪れてみたかったのです。

で、バスで「カスコ・ビエホ」でおろされたんですが、成程確かに汚なくて、この先に世界遺産があるとは到底思えない。何となくですが、カメラを出すのもためらわれる位な貧民地区というのはすぐにわかりました。夜一人で歩くのは遠慮したい街でしたが、この日は独立記念日のパレードが行われていて、楽しい雰囲気で溢れてたので世界遺産に向かって意気揚々と歩いて行きました。

その歴史地区に向かう途中にあったのが「フィッシュ・マーケット」。この日は休みで中に入る事はできませんでしたが、ここは日本の支援で出来たとかで、日本の国旗が描かれていて、何だかとっても誇らしい気持ちになりました。

 

日本は世界の色々な所で支援活動を行ってるのに、自国の人に宣伝しなさ過ぎですよね。奥ゆかしくて日本らしいけど、わたし達にも少しは教えて欲しい。

さて、ビエホ。
あはは・・・皆の言ってる事は何となくわかった。
街はどこもゴミがすえたような匂いで、世界遺産なのに手入れして無さすぎ。ただのビエホ(Old )。
もう少し頑張ろうよ的な世界遺産でしたが、個人的には好きな感じでした。

キレイな所と、
 

 
こういう汚い所が半分位
 

     
       ボロボロのビエホ猫を発見





 

 
 
 ビエホは美しかったけど、パナマは貧富の差がすごく大きな国。
パナマにもし運河が無かったら・・・? もしアメリカがパナマに大きく関係しなかったら・・・?ど貧民な国だったろうか?などと考えてしまいました。


 
 

 
  
年に1回の晴れの日。みんなパレードを楽しみに見てたのが印象的。
 
  
 
 他にもパナマには、遺跡のある世界遺産や、動物の居る美しい島といった見どころがたくさん有るので、2泊ではとてもじゃないけど見きれない。アルゼンチン行のフライトを延ばそうと試みたけど、残念ながらダメでした。またもう1度訪れたい国。

おまけ・・・
パナマでは死者の日(お盆?)ではどこでもお酒を買う事が出来ません。かわりにわたし達はレストランで「シュガーケーンジュース(さとうきびジュース)」を飲みました。これが自然の甘さで美味しい!日本人なら好きだと思うので、どこかで見かけたら飲んでみてね!



 

2013年11月14日木曜日

おお、これはスゴイ!パナマ

さて、ここはどこでしょうか?もう題名に書いてあるけど(f^^)

ニューヨークではありません。
独立記念日でパレードをやっていて大賑わいな様子。↓

 
着陸寸前の飛行機から見えたものは、たくさんの大型船。虫みたいです。


答え:ここはパナマです。
このたくさんの船は、パナマ運河を渡る為に待機していたのです。

パナマって何となく進んだ国かな?と思ってはいたのですが、高層ビルだらけっていうのは知らなかったので、ちょっと驚きました。(でも結構有名みたいですね。)

何故パナマに来たかと言いますと、Hさんは、前職がパナマ運河にも関係した仕事だったからなのです。
コスタリカから南米に飛ぶにはパナマが経由地となるので、どうせならちょっと見て行こうという話になって来たのですが、ちょっと寄るだけでは勿体ない位楽しい所でした。

少し前のパナマは大変危険だったようですが、今はどうなんでしょう?わたし達が宿泊した地域は夜でも歩けると言われたので、歩いてましたが、たくさんの人がブラブラしてました。ここら辺は安全地域なのでしょう。

レストランやカフェが結構あります。何となく広尾?な雰囲気でした。

  

前日まで居たコスタリカとパナマは、飛行機でたったの1時間位の距離なのに人種が全く違います。パナマは、白人、先住民、黒人の混血によ って人口を形成されているので、黒色か褐色の肌の人が圧倒的です。みんなが混血だからか、ここには人種差別が無さそうです。みんな楽しそうで感じが良くて、こっちまで気分が良くなってきます。

では1番の見所、パナマ運河に行きましょう。


 



て、世界にパナマ運河が無かったらどうなっていたでしょうか?下の地図を見てみましょう。
みーんなこの運河を通っています。


もしパナマ運河がなかったら、この地図の航路は当然無いので、全ての船は南米の南(マゼラン海峡)を回らなくてはなりません。
そんな無駄を無くす為に、アメリカが丁度100年前に、北米と南米の一番細い部分(パナマ)に運河を作ったのです。

動力を使わずに、船が大西洋(カリブ海)⇔太平洋を行ったり来たりします。「それの一体何が面白いの?」と思っていたのですが、来てみて納得、コレはすごい!
その仕組みは、3つの水門に挟まれた水路(閘室)に船を入れ、水位を人工的に昇降させることにより船を通過させるというものです。船が山を越えるのです。と言われても何だかわからないでしょうから、興味のある方はこの早回し動画を見て下さい。(早回しだけど5分)


有名なパナマ運河の何がそんなに有名なのか知りませんでしたが、「世界中のあらゆる貨物が毎日この細い運河を通っている」と思うと何だか感慨深くて、わざわざパナマまで来て良かっと思ったのでした。

現在もっと大きな船が通れるように拡張工事が進められていて、来年には開通するそうです。何だかいつか自分も船に乗って渡るような予感がします。

さて、パナマ観光は今日1日しかありません。
3隻の大型船の通行を見れましたが、残念ながらお目当てのコンテナ船は見れませんでした。
いつまでも運河にへばり付いてはいられないので、そろそろ移動しようかと思います。


ビジターセンターにあったコンテナ船の模型