2018年2月6日火曜日

可愛くて恐いリトアニアまとめ

ラトビアのリガからバスで4時間、リトアニアの首都・ビリニュスに到着。

ずーっと似たり依ったりの景色、まっ平らで退屈な景色であった
バスを降りて何も考えずにタクシーに乗ったら、バス・ターミナルから、旧市街まで7-8分乗って10ユーロだって!(日本円で1350円位、日本だったらワンメーターの距離で!)
もしかして騙された?Σ(゚ω゚ υ) マジか
全く油断してて、タクシー料金の事とか調べないで乗ったけど、帰りに何台かの客待ちタクシーに価格を聞いたら全員10ユーロって言ってたので、多分適正価格なんだろうけどね、これは高過ぎ。
エストニアのメータータクシーはこの3倍走っても5ユーロ位だったのに!ダメじゃん、リトアニア(´。・з・`)
(バスだったら町まで1ユーロだったんだけどね、貧乏旅行じゃないし、ホテルの場所も調べてなかったし)

後日バスも乗ったよ。ほら、1€
ま、お金は良いんだけどさ、このタクシードライバー、ホテルの写真見せたらさ、「OK,OK」ってさ、写真1秒位チラ見しただけで、ホテルに連れてってくれたんだけど、
ホテル違うじゃん!!( ゚∀℃( `Д´)マヂデスカ!?
私達を置いてとっとと帰りやがって!!!!
結局重たい荷物持ってウロウロ迷って、15分位離れた本当に予約していたホテルに歩いて移動しました。
ふぅ、一気に世界一周の時の懐かしい感情「面倒くさっ」が戻ってきました。ホント疲れるわー。

さ、気を取り直して、ビリニュス




ビュリニュスは、全体的に緑が一杯で美しいところ。
エストニアのタリンや、ラトビアのリガと違って、「旧市街」と「市民の住む街」が明確に分かれていません。
だから観光客も地元の人もみんな一緒にそこに居るのです。ロシア人も少ない。



ウジュビスという芸術家の集まるらしい地区の川沿いのレストランが気に入って3日で2回リピートしました。
食べ物はどのお店も結構おいしい。




ビリュニスでは洗濯もしたいし、Hさんがトレーニングしたいというので、3泊しました。そのトレーニングのある日、たんこぶは1人外に追い出されまして、「さて、どこに行こうか(-.-)あ、そういえば近くにKGB博物館っていうのがある!」って思って軽~い気持ちで博物館へブラブラ
KGB(カーゲーベー)とは何か・・・実は良く知らないけれど、確かプーチンが昔居た所だ!ゴルゴ13で見た?何だか諜報機関みたいなもの?位な軽ーい気持ちの人は行ってはいけなかったよー、エーンごめんなさい

ここはですね、日本語ではKGB博物館ですが、英語では

Museum of Genocide Victims 
つまり「大量虐殺被害者博物館」

リトアニアは過去にソ連やポーランド、ドイツに侵攻されて、およそ25万人が虐殺されています。
(うち20万人はユダヤ人)

博物館は実際に秘密警察KGBの総本部として使用されていた建物で、地下には牢獄、電話ボックスより小さい独房(立ちっぱなし、垂れ流しで真っ暗な壁を削って扉をつけた部屋)、トイレは全員が1日で5分だけ使用が許されていた小さな(10畳くらい?)の部屋1つ。他にも拷問室、何万人も殺された処刑場(狭い)、そして、何だか処刑の様子を流す恐ろしいビデオ、などを見る事が出来るようがになっています。(たんこぶ直視出来ず横目で素通り)
ここで自白を強制されて殺されたり、シベリアに送られたり。あぁ、本当にここでそんな事が行われていたと思うと・・・あの狭い独房に入れられるなら死んだ方がマシ・・・とか、たんこぶ終わる頃にはすっかり意気消沈してしまいました。ただ、歴史を考えるきっかけにはなりました。だが、重たい。
バルト三国の人々は、ロシアを侵略者として、今でも大嫌いなようですが、中でもリトアニアは他のバルトの国とは違い、ロシア人率も非常に少なく、リトアニア人のロシア人嫌いは相当なようです

現在、ロシアがクリミアの次にねらうのはバルト三国という声もチラチラ聞こえてきます。
ロシアは、バルト海で中国軍を巻き込んでの合同軍事演習を行ったりして、東欧諸国の懸念が高まってきています。バルト海を挟んでロシアと向き合っているスウェーデンも徴兵制を復活させたり、アメリカ軍もポーランド、ブルガリアやバルト三国に3,500人の部隊を派遣させて警戒しています。
世界の色んな所で色んな火種が転がっています。

リトアニアの若者。今度結婚するんだってさ。(誰と誰が結婚するか不明)
カンパしてって言われて5ユーロで薔薇を売りつけられた(買わさせて頂きました)
川でブランコに乗る子供
トラカイという所に小旅行したよ

本屋のネコちゃんにタッチタッチ♪



 なんだかところどころが可愛い町、ビリニュスなのでした。おしまい






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