2016年2月15日月曜日

カナダの宮崎さん

今更ですけど、カナダの続き。ロッキーからバンクーバーに向けてレンタカーで1,000kmの旅に出発します。雨模様。

高速道路にかけられた野生動物専用の橋。動物は橋の上を歩いて渡ります。

何時間かおきに小さな(本当に小さな)町や村が出てきます。町はかわいいけど何しろ小さすぎる。村人全員の起床時間から好きな異性のタイプまで隠し事は出来無さそうで、ここには住めないなワタシ。


かわいいんだけどねー
ひたすら西へ。
大陸を横断する鉄道と並行するので、ところどころで何度も貨物列車と行きかうのだ。



日本では見る事の無い長い貨物列車を見ると何故か心がぎゅっとしてしまいます。





驚いた事にカナダの道路は片側1車線だったのでした。
アメリカのフリーウェイみたいにバンバン飛ばせなくて、日本でいう田舎の一般道で1,000km近くを進まなくてはいけないのだ。

ちっとも進まないよぉぉぉぉおおおお!おい!早く走っておくれ。暗くなってしまうから!


車のマナーはみな良い。

途中Lillooetいう町で「Miyazaki House」の文字発見。Miyazakiってもしかして日本語の「宮崎かな?」とか思いながら、行ってみたら・・・

やっぱり「宮崎ハウス」でした。





正確には「宮崎政次郎ハウス」でした。

 誰?「宮崎政次郎」

1930年からバンクーバーの日本人町で医師として働いていた政次郎さん(1899-1984)は、第二次大戦が始まると、ブリッジリバーに強制収容させられます。しかし当時この周辺には医師がいなかった為、特別に収容所から出て、リルエットの町で診療活動に従事していたんだそうです。
宮崎氏はお金の無い人にも分け隔てなく診療し、人々に尊敬されて、その後3期村議会議員を務めたそうです。

みんな知らなかったでしょ?(私も知らないけど)
世界を旅してると、本当にたくさんの日本人が地元に根差して尊敬されている事が多くてビックリします。何十年もかけて日本人はコツコツと心を籠めて働いて、今の日本人の地位を作ってきたのです。

参考までに「Miyazaki House のフェイスブック」
あまり資金が集まらなくて苦労されているようです。
 https://www.facebook.com/TheMiyazakiHouse

その後カムループスという所で一泊した時はラッキーな出来事がありましたよ。うふふ。
まぁ良く聞くお話でしょうが、ホテルの部屋でお湯が出なかったらJr.スイートルームに変更してもらえましたよ。てへへ。

南京虫の集う汚い安モーテルに泊まった事など遠い昔。
今日はホテルに1室しか無いスイートルームに泊まるんだい!イエーイ


つづく






1 件のコメント:

  1. 20年前新婚旅行で、同じ町に、同じようにレンタカーで訪れました。
    当時、宮崎?日本人?と思いながら、そのハウスを見学しました。自分も嫁さんも無学で、英語が全く読めませんでしたが。
    凄く懐かしい記憶が蘇りました。ありがとう

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