2014年9月26日金曜日

人多すぎ道後温泉 中国四国の旅その2

「転校生」など色々な映画でおなじみ尾道へ行きましたよ。
千光寺山ロープウェイで上まで登って尾道水道を望みました。遠くには瀬戸内海に浮かぶ島々がうっすら見えて本当に綺麗。







千光寺と上から見下ろす三重の塔



帰りは魅力的な喫茶店やぴくりとも動かない猫をひやかしながら徒歩で下山しました。


尾道は初めて来たのにどこか懐かしい素敵な町です。何より地形がすばらしい。
古い建物を利用したレストランや素敵な喫茶店も所々にありました。若い人が頑張って町を作っている印象。

とある雑誌で日本在住の外国人が、日本の「失われた20年間の経済」と反比例して、生活環境とソフトパワーはずっと伸びていると言っていましたが、それは多分当たり。日本の町や文化は進化してます。

この橋の向こうは愛媛県今治。
たんこぶ今回の旅行の一番の目玉「道後温泉」へ急ぐのだ!


行きたかった今治は時間が押し迫っててあまり見れませんでした。思ってたより都会っぽい?


じゃーん。道後温泉に到着です。が!異常な混雑です。
この写真では判りにくいですが、祭りのような混雑です。お風呂の切符売り場も30人位の人が並んでいてとてもじゃないけどお風呂に入る気にはなりません。何だこれは!無理です。
逃げるように咄嗟に入ってきた路面電車(坊ちゃん列車)に乗り込みました。お風呂は諦めて夕飯を食べに行きます。


かわいいレトロな列車

ここが中心地、っていう感じの所で下車して夕飯にしましょう。松山の名物って何だろう?みかん?

超巨大なアーケードを歩きました。こんな幅の広い商店街を見たのは初めてです。


ここも瀬戸内海っていう事で、適当な飲み屋さんに入って、またもやタコのお刺身を頂きました。タコ美味しいよ~


商店街に沿って一番町、二番町、三番町と、これまたずっと続く繁華街をウロウロすると、山のように飲み屋と風俗店がありました。何だか懐かしい昭和のいかがわしさです。何だここは?

歩きすぎて疲れてしまったので宿のある道後温泉に戻ります。
あとで調べてみると、ここは以前「花街」(芸妓屋、遊女屋が集まっている区域)だったそうです。どうりで。

再度坊ちゃん列車に乗って道後温泉に戻って来ましたが、夜の10時を過ぎたにもかかわらず、道後温泉の回りの人だかりはほんの少ししか減っていません。(さすがにお風呂は閉まってしまいましたが。)

温泉の周りにある1980年代に見かけた様なホステスの居る古めかしいカラオケスナックに団体客が吸い込まれていきました。ポン引きのいるソープランドやお土産屋にたかる浴衣姿の人々。30年前と何ら変わっていないではありませんか。
さっき尾道で述べた件(進化している文化)はここ松山にはは当てはまらない。かもしれません。

今治と道後温泉はたんこぶの予想とは大きく違っていました。
明日の早朝に温泉にチャレンジしようかと思います。

もう1回つづく






2014年9月24日水曜日

中国四国に初上陸 中国四国の旅その1

少し前のお話です。
Hさんはめでたく東京で新しい仕事に就いていますが、実は愛媛県の今治の某企業にも履歴書を出して面接の日も決まっていたんですよ。それより先に今の仕事が決まってしまったんで今治に行くことは無かったんです。そういう訳もあって、今治もちょっと見たかったんですね。

いつも適当に切符を取って適当に動く旅行をしている私達ですが、この時は大手「日本旅行」のパッケージツアーを使って3泊4日の中国四国地方の旅をしてきました。


岡山までの往復新幹線レンタカー、提携ホテル1泊がついて何と一人37,000円強超安くないですか?


      
                   ふかふかのシートのグリーン車

旅行は出発3日前に申し込んだので、新幹線のぞみの普通指定席がとれませんでした。なので追加料金(3,000円位)を払って、行きはグリーン車に乗りましたよ。ほんの何か月か前には「青春18切符」を使って京都まで東海道線を乗り継いでったのがまるで嘘のようです。あれは何だったの?!


4時間程で岡山に到着しました。今日は広島まで走ってしまなみ海道の生口島に宿を取っています。(昨晩予約済です。)まずはレンタカーを借りるのだ。車はマツダデミオ。おぉマツダですか。さすが広島に近い!(マツダの本社は広島)



岡山駅前

レンタカーでみお君
レンタカーを借りていざ出発。まだ時間が早かったので、広島県の「鞆の浦」という所へ行きました。
で、ここ素晴らしい!!







古い町並みをブラブラして、最後に福禅寺の本堂に隣接する対潮楼という所に行きました。ここからの眺めは最高です。個人的には今まで日本で見た美しい景色で3本の指に入ると思います。
この絶景を望む窓にはガラスは嵌め込まれていません。オープンエアなのです!素晴らしく良い気がムンムン漂っています。


見知らぬ女子2人

       なおサザエさんも来ていた模様。



対潮楼の向かいには対岸の仙酔島に渡る渡し船があって、乗り場の2階は絶景の喫茶店になっていたので一休みしました。

喫茶店の窓から見る渡し船
絶景喫茶



猫はそこらじゅうに居ます。




鞆の浦は小さいけれどレベルの高い観光地でした。かなり好き。
猫がたくさんいるのも良かったです。しかも猫は逃げません。あぁ、今日はここに泊まっても良かったな。なんて思ったけれど、そういう訳にもいきませんので先を急ぎましょう。



尾道は明日観光する事にして、今日は宿に直行したいと思います。しまなみ海道は本州広島(尾道)と四国愛媛(今治)の間にある6つの島を7本の橋で結ぶ絶景の有料道路です。


明るい内に宿に着く事ができました。宿の名前は「住之江旅館」。明治時代の豪商の別荘として建てられた立派な和風建築の宿で、大林宣彦監督の映画「転校生」のロケが行われた宿としても有名な宿らしいです。



瀬戸内水道を行きかう船を望む素晴らしい景色。でも私たちは残念ながら庭側のお部屋だったのだけどね・・・







瀬戸内海の魚介をふんだんに使った素晴らしいお料理の数々でした。この住之江さんは、4年前から東京銀座8丁目にもお料理屋さんを出しているそうです。あのタコが食べられるのなら是非こちらにもお邪魔してみたい!
瀬戸内料理「すみのえ」ホームページ→こちら






 100年以上前の古い宿でしたが、これだけ清潔に保つのは至難の業だと思います。本当に美しくて快適な純和風な宿でした。これで一泊14,000円なんて良いんでしょうか?

さて翌日の朝、旅館の回りを散歩してみましたよ。宿の裏のお家も素晴らしい・・猫がたくさん居ました。ほら、屋根の上にも。




このお地蔵さんの道しるべを辿って山をぐいぐい登っていきますと、


こんな景色。向こうに見えるのは西の日光と呼ばれる耕三寺。




私達の目的地はここ、室町時代に造営された向上寺三重塔(国宝)です。
美しいですね。上から見おろす三重の塔。



下から見るとこんな感じ


朝ごはんを食べに戻るとします。







つづく