2014年6月3日火曜日

世界の果ての通学路(映画) 世界一周番外編

久しぶりに映画を見てきました。

「世界の果ての通学路」→ 公式ホームページ
フランス発のドキュメンタリー映画です。辺境の地に住む子供達が大変な思いをして学校に通うお話です。





ケニアのジャクソン君(11才)は、毎日妹を連れて片道2時間の草原を歩いて学校まで行かねばなりません。途中象やキリンに遭遇する事もあって、命を懸けて学校に通っているのです。

モロッコのザビラちゃん(12才)は毎週月曜日、22Kmの道のりを4時間かけて歩いて学校に通っています。その22kmは道なき道、何もない岩山なのです。

アルゼンチンのパタゴニアに住む兄妹は、草原を馬に乗って通っています。インドの少年は足が不自由で歩く事ができませんが、幼い弟2人が車椅子(ボロボロ)を曳いて学校まで運んでくれます。

どのお話も日本では考えられない・・・事はありませんよ。
20年位前に観たテレビ番組で、北海道の知床に住む少女が毎日一人で遠い道のりを馬で学校に通うドキュメンタリーを見た事を思い出しました。熊が出そうな山奥なのに途中で昼寝なんかしてしまう自由で素敵な女の子だったなぁ。
調べてみたらDVDが出てました。→大草原の少女みゆきちゃん
もう大人になっているはずです。

「こんな大変な思いをしてまで学校に!」なんて思うのは大人の思い込みかもしれません。
みんな案外何も考えず行っていると思うのは私だけかしらん?
子供の世界は狭いから他人と比べようがありませんからね、自分の置かれた立場をすんなり受け入れるのは大人より簡単かもしれませんよ。


しかし「兄と妹」って良いですね。
私は年の近い女三姉妹で育ったがので(私は真ん中)、気が付いた時にははっきりした上下関係があって(家だけ?)、上が下を守るというより、下は上に従う、みたいな暗黙の了解がありましたが、「兄と妹」の兄って優しいんですね。あんな子供なのにちゃんと妹を守る事にちょっと感動してしまいました。









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